のど飴

成人になるころには、長年 唾液中のカルシウムが歯に沈着して、虫歯菌(ミュータンス菌)の出す酸に強い、虫歯になりにくい歯になるものなんです。
しかし、虫歯をすべて治療したのに、再度たくさんの重症の虫歯をつくって来院されることがあります。話をきくと、医者にいって最近口が渇くというと、それなら飴でもなめてなさいといわれたらしく、そのまま信じて、飴をなめていたら、たった半年の間に重症の虫歯になったらしいのです。
なんという事か・・・。

のど飴をなめていたら虫歯に、、、

のど飴もほとんどが砂糖のかたまりです。のど飴を薬としてとらえていると油断して虫歯をつくってしまいます。高齢になるとただでさえ唾液の分泌量がへりますから、この時期にあめをつづければ、虫歯まっしぐらです。唾液が少なく緩衝能(酸を中和する力)がおとっているところに酸をどっさりもっていけば、虫歯 山盛りです。

製菓会社にはもうしわけありませんが、やっぱり飴はすすめられません。
とくに高齢者のかたには。

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