基礎疾患を持つ患者さまの歯科治療

日頃、元気な患者さまでも診療室のチェアに座ると治療に対しての不安感、恐怖心からショックを起こすこともあります。ですから、内科医にかかっている血圧に高い患者さまや心臓に病気がある患者さまでは歯科治療中に血圧がひどく上がったり、不整脈が起こったりしても決して不思議ではないのです。

このような内科的な病気を持っている患者さまでも安全に歯科治療を受けるにはどうすればよいでしょうか?

【問診票は正確に!】問診票は正確に

問診票の質問には「今までどんな病気をわずらったか?」「現在飲んでいる薬は?」などがあります。
歯が悪いから歯の病気について答えればいいだろう、内科的な病気は歯科治療と関係ないだろう、と思われるかもしれませんが実は全身疾患や投与薬剤の中には歯科治療と関連のあるものが意外に多いのです。

たとえば血栓を予防するために処方されることがある抗凝固薬。
血液が固まらないようにする薬なので、抜歯処置をしたあと血が止まらなくなる可能性があります。
このようなことが起こらないように問診票には処方されている薬の名前を書いてほしいのです。

【内科の薬は止めないで!】

内科の薬は止めないで内科で薬をもらっている場合は歯科治療時にもいつものように飲み続けてください。
勝手に止めると、歯科治療中に病気が悪化したり発作が再発しやすくなったりするからです。

たとえば血圧を下げる薬を飲んでいる患者さまは、その降圧薬によって血圧が安定しているので、飲まずに治療を受けると血圧が上がって、めまい、吐き気、頭痛といった症状が出てしまうかもしれません。
なので、歯科治療を受ける日の朝もいつものように降圧薬を服用してください。

 

歯科技工士 武

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