[デンタルフロス]と[歯間ブラシ]
歯ブラシでどんなに頑張って歯磨きをしても、歯と歯の間のプラーク(歯垢)は50%位しか落とせません。
虫歯や歯周病の多くは、この歯と歯の間から発生します。ここが大事です。
デンタルフロスは虫歯予防で、歯と歯の間のプラークをしっかり落とすための道具です。使うときは頬か他の歯に指をそえて、安定させてからノコギリをひくように、揺すぶって、ゆっくりいれます。
フリーハンドでいれると、勢いあまって歯茎を傷つけることがあります。お気をつけください。
歯間ブラシは歯周病予防で、歯茎が下がっている場合や歯と歯の隙間が大きい人に適しています。
[歯間ブラシの使用により歯と歯の隙間が広がるように感じるのはなぜ・・・?]
歯周病による炎症のため充血し腫れていた歯間部の歯茎が徐々に引き締まった健康な歯茎へ近づいていくので隙間が以前より広がります。しかしそれは歯周病の症状が改善されている証拠でもあるのです。
その他に、過度の使用によって、歯槽骨(歯を支える骨)が減って隙間が拡がってしまう場合もあります。1日に1回寝る前の使用をお勧めします。
歯間ブラシは、サイズ選びや使用方法など意外に難しいので、医院で正しい指導を受けましょう。
デンタルアシスタント 藤本