2次カリエス

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【二次カリエス】

二次カリエスとは、以前に歯科治療をしたところに出来る二次的な虫歯のことです。
どんなに良い歯科治療を行ったとしても、 一度虫歯になってしまったところは 再び虫歯になりやすくなっているので、プラークコントロールをしっかりと行なったり、歯科医院で定期的にメンテナンスを行ったりして、二次カリエス発生のリスクを抑える必要があります。

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《原因》
では、どうして治したのにまた虫歯になるのでしょうか?
一般的に虫歯の原因は、虫歯菌の数や歯の質や唾液の質、食事や歯磨きなどの生活習慣によるものです。ですから、一度虫歯になったということはもともと虫歯になるリスクが高い状態であるといえます。
それに併せて、詰め物・被せ物の精度や歯との接着強度、詰め物・被せ物に加えられる衝撃により、歯と詰め物・被せ物との境界は隙間ができやすくなりその隙間から細菌が侵入し、虫歯となるのです。また、加齢や過度なブラッシングによる歯茎の退縮によって根面が露出し二次カリエスを引き起こす場合もあります。

《予防》
二次カリエス予防のためには、十分なプラークコントロールが必要になりますし、自分では二次カリエスに気付きにくいので、定期的な健診で早期に発見してもらうことが大切なのです。また、詰め物や被せ物の素材を、金属ではなく、二次カリエスのリスクが低い素材(ジルコニア・セラミックなど)を選ぶことも、リスクを低下させる方法の一つです。

歯科衛生士 石川

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