歯並び。
将来、子供の歯並びが気になるというお母さんはたくさんいると思います。私もその中の一人です。
歯並びが悪いと笑顔に自信が持てなくなったり、コンプレックスにもなってしまいます。
それだけではなく、たくさんのデメリットもあります。
『食べ物をよく噛むことができない』
前歯や奥歯で正しく強く噛むことが出来なくて、あごの発達にも悪影響があると言われています。
『虫歯になりやすい』
歯磨きのとき、歯と歯の間などキレイに磨くことが難しくなる部分は虫歯になりやすくなります。
『唾液の分泌量が減る』
正しく噛めないことで噛む回数が少なくなり、口の中の細菌を殺してくれる唾液の分泌量が減ります。それにより歯石がたまり、虫歯や歯周病の原因にもなります。
では、歯並びが悪くなる原因は何でしょう。
歯の本数や顎の大きさが似るなど、親の遺伝もありますが生活習慣などが理由で悪くなる場合もあります。
- 口呼吸
口が開いたままだと、前歯を内側に押す力が弱くなり出っ歯などになる原因になります。 - 食事
柔らかいものばかり食べていると、あごが十分に発達せず、あご自体が小さくなり歯の凹凸が出来やすくなります。 - 乳歯の虫歯
ジュースやお菓子などの糖分のとりすぎにより、虫歯になり早期に歯を失うと本来の位置より手前に生えてきてしまうため、歯並びに影響してきます。 - 頬杖
ずっと片方だけ押され続けることで、あごの形にも影響して歯がななめになってくる可能性があります。 - 舌を出す癖
舌で歯が押される力が加わり続けると、上の前歯が出てくることがあります。 - 指しゃぶり
指しゃぶりが続くと、指をしゃぶった状態のまま奥歯がかみ合うようになり、前歯が出て上下の前歯にすき間が開いてしまいます。 3~4歳を過ぎても指しゃぶりをしていると、永久歯の歯並びに影響が出る可能性があります。
このように、生活習慣が原因で歯並びに影響することがあります。子供の歯並びは乳歯が生える時期から永久歯に生えかわるまでしっかり観察していくことが大切なんですね。
歯科助手 井上