口の中にカビが生える?!

みなさんが生活していく上で、キッチンの洗い場やお風呂場などの水周りにはカビが生えやすいという事はご存知かと思います。

しかし、お口の中にもカビが生えるという事を知っている人は少ないのではないでしょうか。 

口腔カンジダ症とは、お口の中にカンジダ菌(カンジダ・アルビカンス)という真菌(カビ)が異常に繁殖して起こる感染症です。

Wikipediaより→

原因

口腔カンジダ症は、カンジダアルビカンスという菌が原因で起こります。

しかし、このカンジダ菌はみなさんのお口の中に常にいる常在菌です。

そのため、誰でもカンジダ症を起こすリスクを持っています。

カンジダ菌は常在菌のため健康な人には発症しません。特に発症しやすいのが、体が疲れているときや、風邪などで免疫力が低下している時、乳幼児や高齢者などの体が弱い人、癌の治療などで抵抗力が低下している時にカンジダ菌が増殖しやすくなります。

また、糖尿病や長期間抗菌薬を服用している方もカンジダ症を発症する原因の一つです。

症状

カンジダ症には急性型と慢性型があります。

・急性型

偽膜性

お口の中の粘膜の表面に、乳白色、灰白色の白い苔状のものができる。

形としては、斑紋状、点状、線状のものが付着する。

偽膜性はガーゼやティッシュでぬぐいとることができる。

萎縮性

白苔がないのが特徴。

偽膜性よりもヒリヒリとした痛みがある。

舌乳頭の萎縮など。

肥厚性

カンジダ症が長引いて慢性化したもの。

白苔は粘膜からはがれにくい。

粘膜の上皮がまだら状に厚くなる

治療法

内服薬、塗り薬、うがい薬などを服用する事で効果があります。 

カンジダ症を発症しないためにも、お口の中の常在菌であるカンジダ菌を増殖させない事が重要になります。

そのために、お口の中を清潔に保つようにしましょう。入れ歯を入れている方は特に、入れ歯の素材にカンジダ菌が付きやすいので入れ歯を清掃する時は水だけでなく、専用のブラシや、入れ歯洗浄剤なども併用してこまめに洗うようにしましょう。

お口の中を見たときに白い苔のようなものが見られたら歯科医院に相談するようにしましょう。

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