親知らず

残暑がきびしい中、冷たいものを口にする機会も多いかと思います。
虫歯や知覚過敏の歯があると、冷たいものがしみることがありますよね。
親知らずが虫歯などになっている場合もその例外ではありません。

人の歯は乳歯が全部 生えそろうと20本です。
永久歯は全部で28本。親知らずを含めると32本になります。

第三大臼歯のことを指す親知らずは、思春期後半から20歳以降に生え始めることが多いものです。
しかし最近では顔が小さくなったと共に顎も小さく、スペースがなくてきちんと生えてくる人が少ないのです。
顎が小さくてスペースがなくてきちんと生えてくる人が少なくないのです。

顎が小さくて横や斜めに生えている親知らずは、生えていくる段階で歯肉に炎症を起こし、痛みがあったり腫れることがあります。

また生えてくる力で、他の歯が前に押されて歯並びが悪くなる可能性もあります。
正しい位置に生え、普通に噛んでいる場合は問題はありません。
ただ親知らずは一番奥に生えている為、磨きにくく虫歯や歯周病になりやすい歯なのです。
生えている方向が悪い場合や他の歯に影響する場合、虫歯で治療する際に器具が届かず、治療が困難な場合があります。このような場合は抜歯になる可能性があります。

問診、触診、レントゲン撮影で親知らずが生えている状況を確認することができます。
自覚症状のある方は一度受診されてみてはいかがでしょうか。

歯科衛生士石倉

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