口呼吸

口呼吸に潜む危険

近年は、口から空気を吸って口から吐く、つまり口呼吸をする人が増えているそうです。
無意識に口呼吸をしている人はかなり多く、日本人の約半数以上が口で呼吸をしているそうです。また、小学生以下のお子さんでは8割が口呼吸をしている現状です。実はこれ程までに口呼吸をしている人が増えたのはここ10年と言われています。無意識にテレビなどに夢中になると、口が半開きになってしまっているお子さんをお持ちの親御さんも多いかと思われます。私も、ついつい何かに夢中になると口が半開きになってしまっている事が良くあります。そこで、口呼吸に潜む危険について調べてみました。

⚫︎風邪をひきやすくなる
ウイルスの半数以上をガードしてくれる鼻呼吸に比べて、空気と一緒に吸い込んだ菌やウイルスが喉を直撃してしまい、風邪をひきやすく、免疫力が低下してしまいます。

⚫︎口臭の原因になる
口の中が乾燥して、唾液が正常に回らなくなる為、唾液による口内の殺菌ができなくなり、口臭が出たり、舌苔が付いたりすることもあります。

⚫︎虫歯になりやすい
口の中が乾燥して唾液が出にくくなることで、歯周菌や虫歯菌が繁殖する原因になることもあります。

⚫︎睡眠を妨げる
喉を圧迫してしまう為、いびきをかきやすくなってしまったり、気道の確保が出来にくい為に、無呼吸症候群になる恐れが多くあります。

⚫︎歯並びが悪くなる
常に口が空いていると舌の位置が下に下り、歯が舌に押されて歯並びが悪くなったり、顎の成長に支障をきたす事もあります。

まずは、口呼吸を治すという意識が必要です。呼吸は無意識にするものなので、1日の生活を通じ、鼻で呼吸をするんだ、口で呼吸をすると危険な事がたくさんあるんだ、と意識をする事、お子さんをお持ちの親御さんは注意をして見てあげる事も大事ですね。

歯科助手  松本