顎関節症にリラックス
口を大きく開けると音がする。
口を開けにくくなる。
口を開けると痛みが出る。
という症状がある場合、顎関節症の疑いがあります。
成人のおよそ半数に顎関節症の症状があるそうです。
顎の関節は、食事(噛む)、おしゃべりをする、表情をつくるなど複雑な動きをつかさどる関節です。
毎日よく使う関節で、ちょっとしたクセを正せば楽になることもあるようです。
顎関節症の原因のひとつは関節円盤の不調によるものです。顎を動かした時に、音がなったりするのです。
この関節円盤が正しい位置にないと、痛みがでたり、音がなったりするのです。上の歯と下の歯を接触させるクセが、顎に負担をかけているのです。
顎関節症患者の6割に歯の接触グセがみられたそうです。
通常、リラックスした口の状態は以下の通りです。
・唇は軽くとじる
・上下の歯の間にすき間が空いている。
・舌は上あごに触れている。
歯と歯の接触グセを治す方法は、意識的にリラックスの口を作ってあげることです。
張り紙をしてクセがでる時間を減らすようにするのもオススメです。
また、就寝時にマウスピースを利用する方法もいいでしょう。
まだ症状がない人も、大人や子どもも正しいお口のリラックス状態を覚えておくといいですよ。
ちなみに、顎に負担がかかることで1番のNG動作は、頬づえです。
痛みが続くような場合は、いちど診察を受けましょう。
歯科衛生士 森田